禅はシンプルである。
なぜなら禅は、自分の心に問い、
自分の心で確かめるものだから。
豊かな国の忘れもの
いま読み解く『無門関』
- カテゴリ
- 哲学・心理・宗教
- 本のタイトル
- 豊かな国の忘れもの
- 著者名
- 著 : 小林 義功
- 刊行年月(奥付)
- 2026年3月11日
- 発行者
- 講談社BECK
- ISBN
- 978-4-86677-177-9
- 定価
- 1,870円(税10%込)
- 詳細情報
- 『無門関』は「悟り」の本体は心にあると気づかせてくれる問答集——これが、半世紀に及ぶ異色の修行遍歴から得た和尚の答え。
我がテーマは「人生」と「死」。反戦・平和が声高に叫ばれた学生時代が過ぎ、苦悩を抱えて35歳で出家を決断。禅宗と真言宗を修行して、気がつけば58歳。しかし、苦悩は一向に晴れない。途方に暮れ、2年間の全国托鉢行脚を敢行したが、それでも悟りには至らない。そして辿り着いたのが、小さな無住のお堂。ここで、悟りを究明する新たな修行が始まった。師匠はいない。「お悟りの書」と言われる『臨済録』と『無門関』の理解にひたすら励んで10年、15年……。すると、一つ一つの公案の内容が摑めるようになった。心の葛藤にもようやく決着がついたのだ。その体験をもとに書き下ろしたのがこの書物である。